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医師と過疎地域医療

当直中であっても深夜の救急外来が途切れない…、モンスター・ペイシェントなど患者さんのモラル低下に辟易…、など都心や人口の多いエリアの医療における医療の問題や医師の苦労は耐えませんが、過疎地域の医療を支える医師の負担は非常に大きなものがあります。また過疎という地域柄、不自由な医療を余儀なくされる部分が多く、地域住民との関係性も影響してくるため例え魅力的な高額年収を提示したとしても医師がこない、医師が定着しないなど、医師不足の解消は厳しさを増しています。

過疎ゆえの不自由な医療という面では、例えば過疎地域のある病院には整形外科の常勤医がいないため、骨折をしたり、緊急的に手術が必要な時には30kmほど離れた病院で処置をし、リハビリができるぐらいまでに回復したらもとの病院に戻って治療を継続し、高齢者などが脳梗塞・くも膜下出血・脳出血などの脳血管疾患を起こした場合、脳神経外科を受診するが専門医がいないため、やはり別の病院へ搬送という形を取らざるを得ません。当然、救急車はフル回転、患者

訪問看護で地域の医療を支えたくても、できるだけ効率よく訪問先を組んだとしても、移動に時間がかかるため1日に6~7件訪問するのが限界で、1人当たりにかけることができる時間もわずか40~50分程度、1日に100kmの移動も珍しくありません。冬になれば積雪で思うように移動もままならず十分な医療提供を難しくしています。

このように過疎地域には医療機関がほとんどなく、病院があっても設備やマンパワーが乏しいため、1人の医師に負担が集中してしまうケースが多くあります。急患があれば24時間いつでも往診に行かねばならず、お盆・暮れ・お正月であっても診察を休むことがはばかられ、長期休暇も容易に取れない、無言の重圧がのしかかります。また人間関係が緊密なため、地域住民との関係性が上手く保てれば問題ありませんが、軋轢が生じると医療のやり難さを感じてしまうかもしれません。風光明媚、自然の豊かさを享受できる部分もありますが、医療の不自由さ同様、生活面においても不便を強いられることは覚悟しなければならないでしょう。

こうした労働環境、地域住民との人間関係も含めた過疎地域医療に求められる医師へのニーズを鑑みて、過疎地域医療の医師年収は高額です。しかし近年は都心の医師年収の3倍、4倍を提示しても医師を確保することが難しく定着しません。なぜ医師たちが定着しないのか、その本当の理由を根本から考える必要性がありそうです。

沖縄も離島などでは過疎化が進んでいます。ゆえに移住歓迎の医師求人も多いです。まあチェックしてみて下さい。

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2013年10月28日 12:03に投稿されたエントリーのページです。

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